パライソとの再会に向けて
ミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~2021
9月27日、初日です。
公式HPに桜が舞っていることを確認しました、本当の本当に初日。
幕が上がる瞬間まで分からないけれど、恐らく予定通り迎えられそうな初日。
信じられないよ~~~(号泣)(まだ前夜)
1年半なんて瞬く間に過ぎることを分かっていても、このツイートを観た時は永遠のように思えた。
※以下2020年のツイートです。
【パライソ】東京凱旋公演に関する重要なお知らせを掲載いたしました。5/15(金)~31(日)の全24公演、ならびに5/31(日)のライブビューイング、LIVE配信、現在受付中のBlu-ray&DVDの予約販売を中止させていただくこととなりました。
— ミュージカル『刀剣乱舞』公式 (@musical_touken) 2020年5月11日
詳しくはこちらのページをご覧ください。https://t.co/QHgOfUaKjn pic.twitter.com/L4HpEBRtLs
私のおたく人生は年単位で待つことが多かったけれど、待っている間それへの気持ちを途絶えさせない、同じ温度を保ち続けるのはとても難しい。
思っている間に苦しくなってしまうこともあったし、思いが形を変えてしまうこともあった。
でも今回はできたんです。できたというか、意識的には何もしてないけどそうなっていた。
私が観劇した2020年3月24日から1年半、ずっと心の中にパライソがいた。
忘れなかった、覚えていた、というよりずっと一緒に過ごしてきた感覚で、頭から離れなかった。いつだって観た景色を思い出し、生きる糧にしてきた。
観られなかった人が圧倒的に多い中、観たってことすら誰にも言えなくて、徐々に記憶が薄れていったとしても「私が観た景色は幻じゃない、本当にそこにあったんだ」っていつも言い聞かせて来た。
通勤中のシャッフルで流れる楽曲に、あの日観た景色を思い出して何度も悲しくなったり切なくなったり嬉しくなったりした。
2020年10月28日に発売された刀ミュのMV集の特典映像の中に、少しだけ映っていた2020年のパライソの映像で「幻じゃなかったんだ」と実感できて泣いた。
双騎出陣や幕末天狼傳を観劇した時、「来年の今頃はパライソが上演されているんだろうか」とぼんやり思った。
今年1月の壽乱舞音曲祭で「海と夕焼け」「Free Style」を聴いた時、音としては覚えていなかったのに「この曲知ってる」と思ったし、パライソの曲だと認識した時もまた泣いた。
時々キャストさんや公式から発せられる「パライソ」のワードに、何度も胸がぎゅっとなった。
今年のチケットを取れた時は、嬉しさと無事初日がやって来るかの不安で感情がぐちゃぐちゃだった。
色んな恐怖を感じる1年半だったけど、その度に「パライソをもう一度観るまでは絶対に死ねない」と本気で思っていた。
ずっとずっと、一緒だった。
公演が近付いてきて、自分用にメモしていた去年の感想を読み返したら、びっくりするくらい脳内で思い返し続けてきたことと同じことが書いてあった。意外と覚えてるもんだな。
一方こちらのエントリーは書いたことすら忘れていた。
当時にしか紡げなかっただろう言葉が並んでいて、あの辛すぎた5月によく向き合って書いたなと、自分でも思う。
今の気持ちと殆ど違いがない。ただ、2020年公演が映像として残らなかったことへの悲しみは少しだけ薄れた。
この1年半でくるむくんの信じられないほどの成長を見せてもらって、今日観られる姿は別人レベルであろうことを確信しているから、今はその期待の方が大きい。
私の心に、パライソは完結しない物語のように残ったままだ。
時間が経てば飲み込む前に忘れてしまうんだろうかと恐怖を感じることもあるし、実際どうなるかは分からない。
でもできれば、この飲み込めない気持ちを来年秋に劇場へ持って行きたいと思っている。
2021年のパライソを観て、泣いて笑って、感想を言葉にして、受け止めて、きちんと飲み込みたい。
今日、この気持ちをまるっとそのまま劇場に持って行きます。
多分、というか絶対泣く。物語そのものに対してもだけど、再会の事実が嬉しすぎてもう涙止まんないだろうな。いつも以上に記憶力が仕事をしなそうだ。
でも、今日だけはそれでいい。とにかく全部を受け取って、自分の感情を爆発させて、ひたすらに拍手を送る日にしようと思う。
ミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~2021
おかえりなさい!
カンパニーの皆さん全員が心身共に健康で、11月25日の大千秋楽を迎えられることをただただ祈っています。