思い出はタカラモノ

舞台と推しの話メイン

推しが帝劇デビューした話~ミュージカル王家の紋章を観た~

先日、ミュージカル「王家の紋章」を観に行って来ました。

そう、推しである岡宮来夢くんが夢の帝国劇場デビューを果たしたのです!わーーー!!!すごい!!!本当におめでとうございます!!!

 

思い返せば、最初に「帝国劇場に立つのが夢」と語ってくれたのは、2020年2月19日発売の雑誌「omosii press  オモシィ・プレス vol.7」でのことでしたね。
発売が決まった時、「初めて雑誌の表紙を飾らせていただきます!」ととっても嬉しそうにくるむるーむ*1で報告してくれたのをよく覚えています。
電話した書店5軒目でやっと予約が出来て、ウキウキで取りに行ったことも。

その時、雑誌を読んだ感想をこんな風に書き残していました。

 

このキャリアでこんなにも明確な目標を持っていることがすごいと思ったし、既にくるむくんの素質は思い知っていたから、応援したいという気持ちもだけどまず「絶対出れるよ!立てるよ!!!」と大声で叫びながら走り出したくなる気持ちだった。

 

でもまさか発売から約9ヶ月で出演が発表されるだなんて夢にも思ってなかったですね…。

 

 

 

これを見て文字通り目が点になって、仕事中トイレに駆け込みました。(仕事せい)

※ちなみに、上記ツイートをされた瞬間のくるむくんのご様子は、PROJECT STORE*2にて観られます。有料サイトですが、ご興味がある方は是非!

 

半年間「早すぎない?!いくら何でも?!心の準備が全くできていないのですが?!」と思い続けていましたが、何たって「推しが帝劇」ですから一向に心の準備なんてできる筈もなく、先日観念して(?)帝劇に行って参りましした。

私は舞台おたくになってまだ2年半の新参者で、お恥ずかしながら王道のミュージカルについて専門的なことは一切知りません。
めちゃくちゃ当たり前なことに驚いたり感動しているかもしれない。そして推しのことになると完全に語彙力を失うのでやや恥ずかしいですが、それも含めて初めて帝劇に足を踏み入れた感想なので、書き残します!


※レポではなくあくまでも感想、ほぼくるむくんの話のみです。

※以下王家の紋章のネタバレを含みます。

 


帝国劇場という場所

今回初めて足を踏み入れた訳ですが、初日はちょっと居たたまれない気持ちになる位驚きました。だってまず内装がめちゃくちゃ豪華。
足下にはふわっふわの絨毯が敷いてあって、広くて、綺麗で、すげー!(素人目線かつ語彙力の死滅)と思うと共に、自分場違いでは?と素直に思ってしまいました。

普段行く舞台は自分が最年長とまでは行かなくてもわりと上の世代に分類されるし、客層も一人もしくは友人と一緒にカジュアルに観劇という人が多いイメージなのですが、今回は明らかに自分が若い方に分類されるしご夫婦や親子でかなりちゃんとしたお召し物でいらしてる方もいらっしゃり…。
本当に貴族の集まりに紛れ込んだ一般人の気分で、初日ってだけでそわそわするのに、漠然とした不安というか、私これ大丈夫かな…と思いつつ早く座って石になろうと席に着いたのでした。

初日2階席だったのですが、入ってびっくり。1階前方の座席にオーケストラピットがある!
生オケだろうとは思ってたんですが、以前観劇した『きみはいい人、チャーリー・ブラウン*3ではオーケストラが客席から見えないところにいらしたので、こういうタイプの演目もあるのだととても驚きました。
そしてまた驚いたのが音響の良さ!すごい!見切れるレベルで端の席なのに、音量もバランスも適切!感動!

椅子はふかふかだし、傘立ては入口にも座席にもあるし、空調も快適だし、お手洗いは数が多い上モニターで個室の開き状況が分かるし*4、まさにストレスフリーで「観る」に全力集中できる環境が整っていて、老後の趣味にしたいと本気で思いました。
帝国劇場、本当にすごい!


あらすじ(超簡易版且つルカ視点)

古代エジプトの王であるメンフィスのお墓を発掘したキャロルが、王家の呪いにより3000年前のエジプトにタイムスリップしてしまうところから物語は始まります。
古代エジプトではメンフィスの戴冠式が行われており、そこには国賓として招かれた隣国ヒッタイトの王女ミタムンも参列しています。ミタムンはメンフィスと婚姻を結びエジプトを侵略することを企んでおり、メンフィスに近づきます。
ヒッタイトの王子イズミルの命を受けて、ルカもスパイとして王宮に入り込みますが、ミタムン王女はメンフィスの姉アイシスによって殺害されてしまいます。
殺害の証拠を掴んだルカはイズミルに報告し、イズミルがキャロルを誘拐する手引きをするのでした。キャロルと結婚の約束をしていたメンフィスはヒッタイトに乗り込み、キャロルを取り戻すべく戦争が始まりますが、最後にはエジプトが勝利。メンフィスと結ばれたキャロルは現代には帰らないことを決意し、エジプトで幸せに暮らすのでした。

推しであるくるむくんは、イズミルに遣えるルカを演じました!(通称くるルカ)


ルカの登場シーン

幕開けからルカの登場シーンまで10分以上空いたと思うけど、その間に新参者の私ですら名前を知っているような俳優さん達の歌唱を目の当たりにしただひたすらに圧倒され続け「……本当にこんなすごい舞台にくるむくんが立つんですか???」とまるで出演発表の時の心境に戻ったかのように、いやむしろその時より強く震えました…。

イズミル王子の後ろで控えるように現れたルカの第一声はこれでしたね。

「まさかヒッタイトの王子、イズミル様が民衆に紛れているようとは誰も」

なんてイケボ!!!国宝級!!!(※推しが現れると突然アホになるタイプのおたく)
いや~~~このイズミル王子への敬意が表れている声色、本当に素敵でしたね…今まで聞いたことがないタイプのお声でした。
イズミル王子の後ろでしゃがんで顔も伏せてるから私(2階席の住人)から殆ど表情は見えなかったのですが、「誰も思いもしないでしょう」と続きそうなニュアンスと首の振りが特にめちゃくちゃ好きだった。

初日観た時はただ帝劇のステージに立っているということを認識するので精一杯で、「本当に立っておられる…!」と思いつつ感極まり言葉にならなすぎて眉間にしわを寄せた物凄い表情をしていた気がする(怖いよ)
これを観に来たはずなのにややパニックというか、脳内処理があんなに追い付かない経験も久しぶりだった。

 

そうこうしている内に早速ルカの一曲目、イズミル王子とのデュエットが始まり「我が主君イズミル王子に従い~♪」と歌い出してちゃんとびっくりしたわ、くるむくんは帝劇でも歌が上手かった!!!

何回思ったことか分からないけど、今回は特に新鮮に「その声どこから出てんの?」と驚かされました。

直近で歌声を聴いたのは『声の王子様』のライブで、ミュージカルとしては『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』『ミュージカル刀剣乱舞 壽乱舞音曲祭』が直近でしたが、どれとも明らかまた違う感じで……なんて言ったら良いのか分からないけど、明らかに「今まで聴いたことのない声」をしていました。

更に、アンサンブルさん含め歌がレベル違いの舞台で、音を外すとか不安定になるとか起こり得ないような状況下で緊張しない訳がないのに(ご本人も緊張しいだと仰ってるし)、私が観た5回とも本当に安定の歌声だったんです。
元々歌声には定評のあるくるむくんですが、過去同じ公演に複数回通う中で「本調子ではないかな?」と思う日もありました、人間だもの。
それがこの王家の紋章では本番にピークを合わせてきたのではというくらい、毎回圧巻の歌声を聴かせてくれました。
ひたすら美しくて、ずっと聴いていたかった。

 

ルカのモノローグ

色んな場面でステージ登場するルカですが、動きがまるで忍者のように速いし足音しない(ように見える)し、どこからともなくぬるっと現れるので、初日は結構登場に気が付くのが遅れました。怪しい雰囲気も含めて、まるで蛇みたいだった。

墓荒らしを告発した者として王宮に入り込むことに成功したルカですが、実は墓を荒らしたのはルカ自身でした。

『ルカのモノローグ』という楽曲の中でその真相を語ってくれるのですが、何とこの楽曲はルカのソロ。
前情報一切なしで挑んだのでソロなんてあると思っておらずビビり倒しましたが…ステージにたった一人、観客全員の目がくるむくんに向けられている…!と思うと毎回めちゃくちゃ緊張してハンカチを握り締めてしわくちゃにしていました。

 

「墓を荒らしたのは私だ」

鼻で笑いながらそう言い放つお顔はいっそ爽やかさえ感じるくらい何の悪気もないような笑顔で、「こ、この人完全に悪い人だ…!」とここで初めて認識しました。推し、普通に怖かった(良い意味です)


テーベの街

キャロルがテーベの街を満喫している時にぬるっと現れ、「予定通り」と言わんばかりに右口角を上げてキャロルを一瞥した時の表情ったらもうおったまげる程かっこ良かったです!悪いお顔最高!

その後イズミル王子がキャロルに近付く様子を高いところから伺っているルカの、手すりを触る手付きがひじょ~~~に怪しかったですね……普段のくるむくんからは想像の付かないそんなんどこで覚えてきたんですか案件でした……良き……

 

「我が主君イズミル王子、ナイルの娘がテーベの街に出る日時をお知らせいたします。」

この台詞の時 、とある回で丁度ルカの目線とかち合うような座席にいたのですが(一瞬私イズミル王子だったっけ?なった)(なるな)、目力がまじで凄かった。お顔はやや笑顔だから、そのギャップにちょっと怯んでしまいそうになるくらい。

この場面に限らずくるルカは目が印象的なことが多くて(特に8月7日の公演が良かった)、ただ命に従う駒ではなく、自分の意志でイズミル王子に遣えている人だなと思って見ていました。

 

悪い表情が最高だった(主に2幕「『騒然』」の話)

歌が上手かったことと同じくらい書き残しておきたいこと。そう、くるルカの悪い表情が大変素敵でいらっしゃいました!

これまでに演じた中では悪いお顔ランキング断トツ一位を飾る役柄だったのですが(ハムレット*5は悪いというより狂気、鶴丸は何を考えてるか分からないタイプの怖さがあるけど表情にはあまり出ない)、くるむくんが普段ファンに見せてくれる表情は圧倒的に笑顔が多いです。
勿論人前に出る時だからかもしれないけれど、バクステ等のオフショットでも笑顔が多くて、たまにぽやんとした表情も見せてくれる、悪いお顔なんて見たことがない!むしろできるの?と思ってしまうくらいですが……できてましたね。できていたどころかまじで怖かった。何回か震えた。

 

ここで突然ですが、独断と偏見によるくるルカの悪いお顔ランキング!

3位  2幕『騒然』曲中の「許しを請え!」でメンフィス王をバチバチに睨んでいる表情
2位 2幕『騒然』曲中の「エジプトはもうどうせ終わりだ」で手から砂が溢れ落ちるように指を動かしながら目かっぴらいてる表情
1位 2幕『騒然』曲中の周りに集まる従者たちを見下すような表情

もう騒然だらけですね!間違いなくルカのハイライトになる曲だったので仕方がない!好きです!

 

3位はなんたってメンフィスに向かってですからね…海宝さんや浦井さんをそんな鋭く睨んじゃって良いの?!とちょっとアワアワしました。普段お二人と接している時の表情とはかけ離れているんだろうな…。

2位は千秋楽含め最後の3公演毎回違う仕草をしてらして、演じるというよりルカとして本当にそこに立ってましたね。一番好きだったのは15日の左手を動かしつつ目線は正面のやつ、14日の目線を手に向けるバージョンも良かった(多分細かすぎて伝わらない)

1位は最初観た時ロミジュリのティボルトを連想してしまって、くるむくんが演じるならロミオが一番合ってると思ってたけどティボルトも良いなと、新たな扉を開いた感がありました。くるむくんの振れ幅の凄さには何度も驚かされる。

 

曲はテーベの街でイズミル王子がキャロルを拐った後に始まり、誘拐に驚き慌てる従者たちのコーラスの中ルカがメインボーカルを務めるものでした。(視点が極端にルカに偏っているので違ってたらごめんなさい…)

初日から見事な出来だったのですが、回を重ねるにつれルカの表情に凄み増していって、「本心から来るお顔なのでは?」と思ってしまうことさえあった。
実際のくるむくんは本当にピュアで笑顔も多くて、ご自分で怒ることもそんなにないと仰る方なので、絶対に本心ではないはずなんだけど、そう思ってしまうくらいに「憑依」してましたね…想像だけどご本人が見たら「怖っ!どうやってこの顔してるんだろう?」とか自分で言いそう。

私が観た中では8月14日と15日の公演で曲終わりに拍手が起きて嬉しかったなぁ。特に15日の公演は有終の美と言わんばかりの完成度で、拍手もとても大きくて号泣でした。
ステージを去る背中が本当にかっこよくて、帝劇に連れてきてもらったことへの感謝とか、爆速の成長を見せてもらえることの幸せを噛み締めてしまって、とにかくお返しがしたい!でも何もできない!できることは!拍手のみ!届け~!!!ってなって顔も感情もぐちゃぐちゃだった。

曲の終盤でルカがステージど真ん中に立つシーンがあったのも感慨深かったな。
いつか絶対、真ん中からの景色をくるむくんが観られますように。

 

曲の後、ルカが上手に出て来て「我が主君イズミル王子、ナイルの娘を得られませ」みたいなことを言うシーンがあるのですが、千秋楽は言い方が悪い怪しいというより優しい寄りでイズミル王子への忠誠心溢れる声だったのは「一体どうしてそうなった?!今までルカそんな声出してなかったじゃん…」案件でした。(良い意味です)

この後にも書くけど、何となく千秋楽のルカからはいつもより人間味を感じたんですよね。だからこそ『騒然』の怖さがより際立って見えたのかもしれない。

 

エジプトとヒッタイトの戦争

まさにその人間味が一番見えた場面と言って良いでしょう。(ミタムン王女の額飾りをイズミル王子に届けるルカもかなり切なかったですが…)

イズミル王子がキャロルを拐った後、エジプトとヒッタイトは争い多くの死者が出ます。その中でタイムスリップしたキャロルを最初に見つけて助けてくれたセチも命を落とすことになり、キャロルに向けて最後の言葉をかけるセチを見て、セチの母親・セフォラは泣き崩れます。

ここで隣にいたルカがセフォラに起こすアクションが毎回少しずつ違っていて、目が離せなかった。

背中を擦ってあげたり、背中を擦ってあげながらセフォラを挟んで反対隣にいた従者の女性と話した後、床に手をついて拳を握ってたり。

この後の観劇まで3公演空いてしまったのでその間の変化は分からないのだけれど、次に観た時はすっごく戸惑いながらセフォラの背に右手を伸ばしてた。まるで触れることを迷うように、裏切り者の自分が触れてもいいんだろうか、というように手を彷徨わせて床についてしまうこともあった。
特にくるむくんの千秋楽公演では、私が見た中では一番身を縮めて震えていて、とても悔いている様子が伺えました。

 

原作を知らないからこそ色んな解釈ができる場面だった。
キャロルを守りたくて命を落としたセチと、そんなセチを守りたかったセフォラと、セチの死をセフォラと同じくらい悲しんでいるキャロルがいて、スパイと動いていた身であるものの「こんなことを望んでいた訳じゃない」 と思わずにはいられなかったのかなぁ。

私は何となくルカはキャロルに惹かれる部分があったんじゃないかなと思っているのだけれど(『想い儚き』を歌っているメンフィスに明確に視線を向けていたり、二人が結婚すると聞いた時すごく驚いた表情をしていたり) 、 どうなんだろうなぁ。

その後すぐに捌けて、物語のフィナーレで再登場するルカは歌いつつもクールな表情を崩さずにいたんだけど、最後の最後に皆の輪とは少し離れたところに佇んでいる姿は、少し寂しそうにも見えました。

 

千秋楽のご挨拶(8月15日昼公演)

一足先にくるむくんの千秋楽でした。

元々ご挨拶あるかなぁとソワソワしていたのですが、この日は歌も演技も全てが集大成と言わんばかりの出来でしたし、特に2幕の『騒然』が素晴らしすぎたのもあって、そこからずっと感極まってしまった。
とにかく周りの人からたくさん労ってもらう時間があると良いなぁと思っていたので、いつもはクールに決めてるフィナーレでセフォラ?と目を合わせて少しだけ微笑んでいるのを見た時はもうだめでした。早速労われていらっしゃる~!(号泣)


2回目のカーテンコールでスタオベ。くるむくんご本人からご挨拶があり、しかもなんと公式さんが映像として残してくださいました!
もしかしたらこの光景はこの世に残らないかも、と意を決して聞いていたので、有り難すぎて頭が上がりません。

恐縮しきりで帝劇のセンターに立ったくるむくんの等身大で素直なご挨拶。本当に素晴らしい内容、そしてルカしか知らない人が見たらびっくりするであろう、可愛さとふわふわが詰まっております!
まだ観ていらっしゃらない方は是非とも観てみて欲しいです…!

 

 

youtu.be

 

 

自分の記憶に残っている景色が薄れそうなのが怖くて映像はすぐに観ない派なんですが、今これを書くにあたり観たらやっぱりびっくりした。
「ルカどこ行った?!」としか思えないくらい、怖さ怪しさ悪さ皆無で真っ白です。
本当に、くるむくんを応援しているとそのギャップに何度でもとどめを刺されてしまう…。

 

映像に残っていないところをいくつか。
ライアン役の植原さんがお辞儀した後立ち位置に付く時に、くるむくんの肩にグータッチしてくださってました。勿論くるむくんも背中にグータッチ返し。早速労われていらっしゃるパート2!ぼくらはTEAM!(永遠のYGCBロス)

イズミル役の大貫さんも、センターに歩いていらっしゃる時くるむくんを指差してくださって、くるむくんは「いやいやいや!」と恐縮するような感じで大貫さんに手を向けてわー!(キラキラ)ってしてました。
※あの手の動きを何と言ったら良いのか分からず…ピンポイントの層にしか伝わらない表現で申し訳ないのですが、東京心覚の『ETERNAL FLAME』で水心子が清麿に向かってやっていたアレです!(いくらなんでもマイナーすぎる)

 

全員が整列した時から見て分かるほどに涙を堪えていて、後ろを向くタイミングで涙を拭ったり、唇を噛み締める仕草もしていました。
あんな姿を見たのは初めてでびっくりした。もしかしたら葵咲本紀の時もこういう表情をされていたのかなぁ。

海宝さんと木下さんが間を空けてくださったのも、本当に本当に嬉しかったです。

 

まとめ

8月28日、王家の紋章の帝国劇場公演は無事に千秋楽を迎えました。本当におめでとうございます!
くるむくんを始め、関わる全ての人がどうか無事であるようにと願い続けていたので、予定通りにこの日を迎えられたことが本当に嬉しい。

物語自体本当に面白かったし、Wキャストの演目を複数回観るのも初めての経験で、同じ役なのに人によって表現が異なるのがとても新鮮でした。
組み合わせによる違いを感じる場面もあったし、今後Wキャストの時はバランス見ながら観劇日を決めたいなぁ。
くるむくん以外のキャストさんも本当に素敵な方ばかりだったのですが、書き残せず無念です…。

 

個人的に、正直今までで一番外出することに躊躇いがある期間でした。
でも、行くという選択をした先に広がっていたのは見たこともないくらい素晴らしい景色で、その景色を見せてくれたのは間違いなくくるむくんです。

 

振り返ってみたら、去年こんなブログを書いていました。

 

tou-musical.hatenablog.com

 

くるむくんは大きくなる、絶対遠くない将来帝劇に立つような素晴らしい俳優になる、と根拠はないけど確信している。 

 

思い描いていたとおりの未来を、くるむくんが爆速で見せてくれました。
何度も思うけど本当に信じられない、誰もがびっくりする速さだよ!本当にすごすぎるよ…


くるむくんを応援していると奇跡みたいに思える瞬間がたくさんあって、いつも笑っていられるし楽しくてしょうがないです。
でも帝国劇場立ったことは奇跡なんかじゃなくて、間違いなくくるむくん自身がその手で掴んだもので、こうして夢が叶う瞬間を見届けさせてもらい、同時に私の夢も叶いました。これほど幸せなことはない。幸せすぎてどうしたら良いんだろうって感じ。

帝劇後のくるむくんのお顔つきが少し変わったようにも感じていて、間違いなく次の舞台ではこれまでとひと味もふた味も違う姿を見せてくれるんだと思います。
きっと「ここはひとつの通過点だった」と思う日がやって来るんだろうと考えると、本当に楽しみで仕方がありません。

 

くるむくん、初めての帝国劇場出演、本当におめでとうございました!

これからも歩むその道のりが、ただひらすらにキラキラしたもので溢れていることを祈っています。

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 ※8月5日、初日の帝国劇場にて。

 

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※記念にと思い一つだけチャームを購入したら、なんとルカが来てくれました!

 

*1:くるむくんが月1回放送しているニコニコ生放送の番組

*2:くるむくんの未公開動画やお写真等が観られるファンサイトのようなもの(会員番号が振られる訳ではないのでファンクラブとは少し違うもの)

*3:2021年3~4月にシアタークリエにて上演。くるむくんは毛布がトレードマークのライナスを演じました。ライアン役の植原さんと共演。

*4:主に刀ミュの故郷(?)であるTDCと比べてのこと。他の劇場はあまり知らないので偏りのある感想かもしれません…。

*5:2020年11月に上演された『5 Guys Shakespeare Act:1 HAMLET』という男性5名だけが出演するハムレットで主役を演じました